今できる妊活ストレスケア
コロナウイルスの影響で、毎日ニュースをきいて不安を感じている方も多いと思います。
お出かけの機会も減りおうちで過ごすことが増えるので、運動不足にもつながります。
クリニックへの通院には、移動や待合室での混雑もあり、ストレスにさらされる機会が増え、妊活の意欲が低下している方もいます。
なかなか赤ちゃんができないこと、コロナウイルスの不安、これからの仕事のこと等、ストレスを感じることが多くなると心の安定を司る幸せホルモン、セロトニンの働きを阻害してしまいます。
セロトニンの量が低下すると、生理周期にかかわるエストロゲンやプロゲステロンとホルモンのバランスが崩れ、卵子の質の低下、排卵障害、着床障害などにつながってしまう可能性があります。
ストレスをためない工夫をすることも不妊治療の一つといっていいでしょう。
おうちでできるストレスをおさえセロトニンを出す3つの方法
1. おいしいものを食べる
セロトニンは、トリプトファンと、ビタミンB6から合成されます。
このトリプトファンが多く含まれるのが卵や大豆、乳製品です。
ビタミンB6が多く含まれるのは、にんにくやチョコレートです。
美味しいものを食べると、腸が刺激され、セロトニンの分泌を活性化するとの報告もあることから、上記の栄養を美味しくいただくと効果的にセロトニンを増やせます。
2.お風呂につかる
お風呂に入ると、副交感神経が優位になります。副交感神経は、体をリラックスさせる神経で、ストレス緩和に効果があるセロトニンの分泌が活発になります。
お湯の温度は38℃~40℃のぬるめにして、20分くらいつかってください。42度以上になると、交感神経が優位になり、カラダはストレスを感じるようなるので注意です。
3、セルフ灸
お灸でツボを刺激し、副交感神経を刺激することで、セロトニンを増やす報告もでています。
市販のせんねん灸を、1~3回、温かいと感じるくらいの温度でしてみてください。
コロナウイルスの影響で、飲食店もお客さんが減っていると聞いています。
先日、近所の焼き鳥居酒屋さんから出前を頼んだら、お店の人がとても喜んでくれました。
美味しいものを食べて、それが少しでもお店の助けになればさらに笑顔がひろがり、セロトニンもたくさん増えるのでは?と思います。
普段出前をしないお店も、今お願いするとやってくれるところが増えているそうです。
この機会に新しいお店をさがしてみるのも、息抜きになればと思います。