不妊鍼灸をいつはじめるか?
不妊症の定義から
不妊症とは、WHO(世界保健機構)の定義によると「1年間に渡り避妊せずに性生活を試みても妊娠に至らない
状態」と言われています。
日本産科婦人科学会では、「その期間については1年から3年までの諸説あり、2年というのが一般的である」としています(2013年版、産婦人科用語集)。カップルが妊娠を希望して性生活を行った場合、1年でほぼ80%が妊娠に至り、2年で90%が妊娠に至ると報告されています。日本では6.7組に1組が不妊の状態といわれます。
定義に当てはめていくと、子供をつくろと考えて、生理周期のタイミングに合わせて性交を行えば、2年で多くの方が妊娠できるとも考えられます。
結婚年齢や、子供を産みたいと考えたときの自分の健康状態で、不妊治療をはじめるタイミングは様々です。
結婚してすぐ病院に通う夫婦もあり、数年間は夫婦で過ごすという二人の考えもあると思います。
1年は自分たちで頑張るという人や、結婚年齢が遅くすぐに病院で検査を受けながら子づくりをしようと考えることも
夫婦でだした答えなら、どの選択をしても正しいと思います。
ただ、年齢や体の状態は、妊娠・出産に大きく影響を与えるものです。
実際に子供が欲しいと思って、検査を受けたら子宮筋腫がみつかった、子宮内膜症だった、生理周期がバラバラでタイミングがとれない等、なかなか子供ができないという現状に悩まされるかもしれません。
でき限りそのようなリスクを減らすためには、生理周期を日々整えていくことや、不眠や暴飲暴食をせず、女性ホルモンの乱れがないカラダづくりを心がけていくことです。
不妊治療といっても、子供ができる薬や手術はなく、あくまでご夫婦のサポートをすることが病院の治療です。
鍼灸院でもそれは変わらず、「不妊のツボ」、「鍼灸で妊娠できる」ということもありません。ご夫婦の体調を整え
赤ちゃんを迎える準備をしていくことが不妊症の鍼灸です。
不妊治療をいつスタートさせるか?
将来子供を欲しいと考えている方。子供はいらないと思っていても、結婚して心変わりをする可能性がある方。
自分の健康を気遣うようになればそれが不妊治療のスタートになります。
定義にはこだわらないで、カラダのことや妊娠・出産を考えるようになったときは、すぐにご相談ください。
不妊鍼灸|鍼灸サロンRicca|東京
検査や薬は心身のストレスが大きく、睡眠や食事にも影響が出る人も不妊治療にはよくあること。
私たちは、病院の治療がスムーズにできるように、また体を整えることで生理周期を安定させることで、
皆さんをサポートさせていただきます。