ぎっくり腰について
突然、激しい痛みに襲われるぎっくり腰は、急性の腰痛です。
ぎっくり腰が起こる原因は、未だにはっきりとは解明されていません。
ただ、背骨の椎間板が傷ついたり変形したりすることで、周辺の筋肉が刺激を受け、筋肉が緊張して痛みが発生するというのが有力な説です。
高齢者の場合は、ぎっくり腰がきっかけとなって、寝たきりになるケースもあるので、注意が必要です。
ぎっくり腰は、急に起こるというイメージを持っている人が多いのですが、その前から腰に疲れがたまっていて、あるきっかけで疲れの限界がきて急な痛みを感じ、ぎっくり腰を発症するのです。
ぎっくり腰の治療には、様々な方法がありますが、日本で昔から人気がある治療方法のひとつが、鍼灸です。
鍼灸は、鍼や灸を使って乱れてしまった体のバランスを整え、機能回復を行う治療方法です。
鍼灸は東洋医学のひとつとして長い歴史があり、日本全国に鍼灸院があります。
鍼灸院での治療は、国家資格を取得した鍼灸師が行います。
鍼や灸は、腰など体の痛みの治療だけでなく、美容にも活用されています。
当院での治療についてと治療を行う際の注意点
ぎっくり腰を鍼灸院で治療する場合、痛めた部位を把握し、その部位に適した治療法を選択します。
痛みが出たら、できるだけ早い時期に治療を行うことが大事です。
鍼治療の場合、腰周辺の硬くなった筋肉をほぐして、緊張状態を緩和することが大切です。
腰周辺の筋肉を緩めるには、痛みが強く出て着る腰やお尻の筋肉に直接鍼を入れることも重要なのですが、脚の筋肉に鍼を入れることで、痛みが緩和されることもあります。
初めて鍼灸院で治療を受けた場合、1度の治療でも痛みは軽くなります。ただ、1度の治療だけでは、筋肉は十分に回復しないので、数日後に2回目の治療を行います。
ぎっくり腰は、辛い症状が引き起こされることが多いのですが、鍼治療は痛みを緩和するのに役立つ治療法なので、若い人から高齢者まで、幅広い年齢層の人に利用されています。
健康保険の適用も受けられるので、経済的な負担も少なくて済みます。