頭痛の悩みには鍼灸
鍼灸は、昔から親しまれており、現在でも根強いファンがいます。
東洋医学のひとつである鍼灸は、体の状態を調べて、乱れてしまった体のバランスを鍼や灸を使って整えていく治療方法です。
国家資格を持った鍼灸師が治療を行っている施設は、日本全国にあります。
鍼灸は、体の様々な悩みに対して使われますが、特に痛みを抑える効果が期待できます。
そのため、頭が痛くて困っている人が鍼灸医院を訪れることも少なくありません。
頭痛の種類は、大きく分けると4種類ありますが、鍼灸治療の適応となる頭痛は、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3種類です。
頭痛は、一時的なものが多いのですが、慢性化して長期間薬を服用すると、薬があまり効かなくなるケースもあります。
そのような場合、鍼灸が効果を発揮することもあるのです。
頭痛の種類と原因について
緊張型は、首や肩の緊張によって頭が痛みます。日本人は、肩がこっている人が多いため、日本人は緊張型タイプが多いです。
頭をしめつけられるような重い痛みが始まって、しばらく痛みが続きます。
首を回すと、めまいが起こることもあります。緊張型は、パソコンを長時間使う人がなりやすいです。
頭からクビや肩にかけての筋肉が緊張して血液の流れが悪くなると、筋肉に疲労物質が溜まってしまいます。
そうなると、神経を刺激することになり、痛みが起こるのです。
長時間同じ姿勢だったり、ストレスが原因で起こりやすい痛みです。
偏頭痛も、日本人に多いです。特に女性に多いのが特徴となっていて、左右のこめかみが痛くなります。
こめかみを中心に痛み、ひどい場合は頭全体が痛くなります。
症状が悪化すると、吐き気が起こることもあります。親子で遺伝することがあるので、注意が必要です。
原因は人それぞれで、ストレスが原因の人も、ホルモンバランスが原因の人もいます。
食べ物やアルコールが原因で痛みが引き起こさせる人もいます。
男性に多いのが、群発頭痛です。
患者数が少ないため、一般的に知られていませんが、強烈な痛みが特徴です。
痛みの持続時間は、15分から3時間と幅があり、一旦痛みが出ると、1か月から2か月ほど痛みが続きます。
頭痛の鍼灸について
天気や生理周期、その日の体調によって頭痛の有無や程度もちがってきます。
また、肩こりや眼精疲労等、頭痛をひきおこす症状が他に潜んでいる場合もあります。