体外受精や顕微授精に備える
タイミング法や人工受精で結果が出なかった時に、ステップとして体外受精や顕微授精の選択がせまられます。
体外受精=卵子に精子を振りかけて自然に受精するのを待ちます。
顕微授精=精子の形や直進運動能力等をみて選ばれた1個の精子を、顕微鏡をみながら卵子に直接注入して受精を行います。
体外受精は自力で受精が起こりますが、顕微授精は精子の選定から注入まで他者が関わる(他力)という違いがあります。
妊娠率でいうと、体外受精・顕微授精の両方を含めた、胚移植1回あたりの妊娠率=
30歳で42.1%、35歳で38.1%、40歳で26.1%
妊娠後の流産・死産の可能性もあり、
最終的に出産に至る確率は、治療1回あたり30歳で21.5%、35歳で18.4%、40歳で9.1%
1階の数値だけみると、決して高い値で妊娠・出産にいたることはないのが現状。
何度か繰り返しチャレンジすることで、累積妊娠率をあげていくことが必要になります。
この段階に入ると、「精子」の状態がより重要性を高めていきます。
体外受精や顕微授精で着床率があがっても、精子の悪ければ妊娠に至らず、流産、不育症を
引き起こす確率も高くなります。
顕微授精の場合、正常な形態で、運動率がよく、奇形がない1個の精子が選ばれなければいけません。
それを見極めることは、どんなに経験豊富な培養士でも難しい作業です。
男性が健康なカラダで、質のいい精子を作れるように準備しておくことが重要になります。
不妊鍼灸|男性不妊
子供が欲しいと思ったとき、妊娠・出産はもちろん、子供の成長を見守っていくためにも、
両親のカラダが健康でいることが大切です。
夫婦二人で、早い段階から一緒に治療をはじめることが大切です。