肩こり腰痛でみる不妊鍼灸
鍼灸サロンRiccaに通院されている方のお悩みで、一番多いのが「不妊」です。
赤ちゃんが欲しいと思っていらっしゃる方は、「不妊」という言葉から考えてしまいがちです。
当サロンの不妊鍼灸をご希望の方の中でも仕事をしながら病院で治療を受けている方も多く、
とくに肩こりや腰痛を抱えている方が多くみられますが、不妊の治療と肩こりや腰痛は別物と考えている方が多いようです。
肩こりを参考に考えてみると
1. デスクワークで長時間同じ姿勢で体に負担をかける、精神的なストレスで悩まされるなど、体に良くない刺激が入る。脳が負担やストレスに対抗しようと、体を緊張させる(固くする)
2. 自律神経系が乱れ、体を緊張させる交感神経系の働きが優位になる。
3. 血管が収縮し、血行が悪くなり筋肉の緊張が強まる。
4. 筋肉へ酸素が運ばれず、酸欠状態になってしまう。
5. 筋肉が組織変化をおこし、固いものに変わる(軟骨化)軟骨には、筋肉と違って血管や神経が通らない。=そこに栄養がいかなくなる・その部分が動かなくなる。
6. 栄養不足・動けないことのストレスが神経を刺激(軸索反射)、その刺激が脳に伝わり、痛みの物質が産生され、不快感や痛みを訴える。
7. この痛みや不快な情報によって、さらに筋肉の緊張が起こり慢性化していく。
東洋医学では、今カラダが感じているすべての症状から「不妊」を診ていきます。
肩こりや腰痛などを診ても、ストレスから胃腸の虚弱や不眠が起こる結果、気や血流の滞りが原因になっていることが多いです。不妊治療中の方で、検査や採卵など、心と体にかかる負担から色々な症状を訴える方はたくさんいらっしゃいます。
肩こりといっても、凝っているところにだけ鍼をして緩めるのではその症状を一時的に楽にするだけであって、同じ生活をしているとまたすぐに戻ってしまいます。
ですから、
少し遠回りだとしても、体全体を診て、東洋医学的に考えられる胃腸の虚弱による気虚対してアプローチをして、全身の生命力を上げることを目指し、
「肩の凝りにくい体づくり」をしていく必要があります。
このように、全身治療(根本の治療)をしていくと、そういえば最近肩が凝らなくなった、夜はぐっすり眠れて、朝はすっきり起きられるなどのお声をよく聞きます。
しっかり体を診立てると、その方に必要な食生活やご自分でできるお灸などのアドバイスもすることができますよ。
とくに、「赤ちゃんが欲しい」と考えていらっしゃる方のお体を診立てるときには、目先の症状に振り回されない、大きな流れで「この先の人生を応援する身体づくり」をするための」治療方針が必要です。
不妊鍼灸|男性不妊
リッカの鍼灸は、カラダをサポートする、妊娠にむけてのお手伝いです。
リッカ通院されている方の多くは、病院の診察、治療と併用しながら鍼灸をうけている方がほとんどです。カラダのために色々なことをし、体調をよくした結果、妊娠・出産につながっていくと私達は考えています。
肩こり、腰痛は、不調を表すサイン!
そのままにしないで、ストレスのない体で妊活に望めるように、鍼灸でサポートさせていただきます。