子宮内膜症について
こんにちは スタッフの嶋田です
以前のブログでもお話したように、私は子宮内膜症があり、治療のための薬を服用しながら生活していますが、
鍼灸治療をするようになってからは、生理痛が軽くなって、痛み止めもほとんど飲まなくて過ごせるようになっています。
子宮内膜症の患者さんの9割は生理痛を伴うそうです。
子宮内膜症を全く知らない方も、生理痛が酷い方は知らぬうちに子宮内膜症になってしまっている可能性があるのでこれを機に考えてみてください。
まず、子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気で、進行していきます。
子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜組織は、月経血として腟から体の外に流れ出ていきますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因となります。
「生理がある女性の約10%は子宮内膜症になっている」と言われていて、20~40代の女性の発症が多いです。
詳しい原因は分かっておらず、代表的な痛みとして、腰痛、下腹部痛、排便痛、性行為痛、そして、生理痛が年々増していくと言われています。
放っておくと子宮と卵巣が癒着するなどして不妊症の原因になったり、直腸下部付近に内膜症があると便通のトラブルになります。進行してしまうと、癒着が起こるので、外科手術で剝がすしかなくなってしまいます。
そうなる前に早期発見できれば手術することなく、薬や鍼灸などで痛みを緩和することができます。
人それぞれ痛みの感じかたは違いますが、生理痛は本来ないものと言われています。
我慢せず一度婦人科に受診することをお勧めします。
症例 子宮内膜症について https://ricca-shirogane.jp/172/