むくみについて
むくみとは、体の余分な水分が皮膚の下に溜まっている状態です。体にむくみが起きるという事は、体内水分のコントロールがうまくできていないと言う事です。
では余分な水分とは?もともと体の約60%は、水です。その中の水で間質液と呼ばれる体重の15%に相当する水分があります。
むくみは、この間質液(リンパ液)が増える事で、体重の15%以上に及ぶ水分がコントロール不能になっている状態です。
間質液(リンパ液)は、筋肉の動きや、血管の圧力、呼吸運動などによって運ばれています。この流れは、疲労、寒さ、ストレスなどに影響を受け易く流れが滞りがちです。
間質液(リンパ液)がリンパ管に入り正常に代謝されないと、余分な水分や老廃物が皮膚の下に過剰にたまってしまいます。
この状態が『むくみ』です。
東洋医学からみた「むくみ」
東洋医学ではむくみのことを「水毒(すいどく)」「痰湿(たんしつ)」といいます。
主に水分代謝に関わる臓器として「脾」「肺」「腎」があります。
「肺」・・汗の調節を行なう。不必要になった水分は、腎へ送られる。
「脾」・・食べた食物の中から、必要な水分の吸収と輸送を行なう。
「腎」・・水分代謝全般を調節し、主導的な役割を担っている。
これらの機能が障害されると、膀胱の働きも低下し水分を排出できなくなるため、むくみが起こります。
「脾は生痰の源、肺は貯痰の器」という言葉があります。
痰が作られるのは主として脾です。これは脾の機能が弱い人は痰を作りやすく食べ物の内容によって痰ができやすいという意味です。
又、肺は痰を蓄える臓器という意味です。冷たい物の取りすぎで食道の後ろにある肺が冷えることも痰の原因となります。
むくみの鍼灸治療
東洋医学のみかたから、肺、腎、脾の機能を高めるように治療していきます。
むくみの治療で大切なのが、ふくらはぎのハリです。ふくらはぎが硬くなっているのは、むくみがとれにくい状態です。鍼をすることで、この硬さはすぐにとれます。
お顔のむくみが気になる人は、美容鍼で直接お顔を刺激する治療方法もあります。
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