月経前症候群(PMS)について
月経前症候群(PMS)は、月経の約1週間前の時期に身体と精神面で起こる症状で、月経の開始とともに減退、消失するのが特徴です。
女性の約50~90%が何かしらの症状に悩まされているとも言われています。
詳しい症状について
身体的症状
動悸、頭痛、腹痛、腹部の張り、腰痛、乳房の張りと痛み、食欲の変化、圧迫感、めまい、疲労感、ほてり、不眠、吐き気、手足のしびれ、にきび・じんま疹などの皮膚症状、手足のむくみ、体重増加
精神的症状
イライラ、涙もろくなる、無気力、混乱、うつ、集中力の低下、記憶力の低下、刺激に過敏になる、神経質になる、気分にむらが出る、短気
原因
月経前症候群の原因ははっきりと解明されていませんが、主にこのような説があげられています。
1. プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響
排卵・生理前に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)によって、
脳内物質(GABA) や水分代謝に影響し、体調が不安定になると考えられます。
2. 脳内物質の低下
排卵後、卵胞ホルモンの分泌が減ることにより、セロトニン(幸せを感じる脳内物質)が急激に低下し、
ネガティブな気持ちや不安感を引き起こすといわれてます。
3. ビタミンやミネラルの欠乏
PMSの人は、ビタミン・ミネラルの微量栄養素の欠乏状態にあるといわれています。
東洋医学から見た月経前症候群(PMS)
東洋医学では、PMS(月経前症候群)は気・血・水のバランスが乱れている状態で、
血の異常「お血」、水の異常「水毒」、気の異常「気滞」「気逆」などが複合的に起こっていると考えられています。
「お血」とは血液循環が滞って、頭痛や肩こり、腹痛などが起こります。
「水毒」は水分代謝が悪くなって、むくみやめまい、吐き気などが起こります。
「気滞」「気逆」とは、全身に気が行き渡らなくなると気が停滞し、乳房が張る、腹部膨満感等の身体的症状や落ち込む、イライラするいった精神的な症状が起こります。
月経前症候群(PMS)の鍼灸治療
鍼灸治療では、「気」、「血」、「水」のバランスを整えていきます。
その日のツボの反応を診ながら、心と体の状態に合わせて治療をすることで自律神経を整えたり、ホルモンバランスの調整をしていきます。
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