生理不順について

生理とは、子宮内膜が出血をともなってはがれ落ち、体外へ排出されること、女性のカラダが妊娠できるようにする準備期間です。生理周期は25～35日の間が目安言われており、生理の始まった日から次の生理が始まる前の日までの期間を言います。

この日数がながくなった、短くなったり乱れた状態が3回以上続くと、卵巣機能のトラブルが予想されます。いわゆる「生理不順（月経不順）」の状態になります。

生理不順の症状

抱えている悩みも症状も人それぞれです。月経の期間にも個人差があります。
月経日数の正常範囲は3～7日で、月経日数が8日以上ダラダラと続く場合を「過長月経」逆に１日～3日程度で終わってしまうのを「過短月経」といいます。

正常な月経周期は25日～38日とされていて、月経周期が短く、24日以内で次の生理が起こる状態を「頻発月経」といいます。原因としては、卵巣機能の低下によって起こる黄体ホルモンの減少が考えられます。

逆に月経周期が長く39日以上も空いてしまう場合を「稀発月経」といいます。
原因としては、脳の視床下部がストレスやダイエットなどの影響を受けて、本来卵巣に女性ホルモンを分泌させるように指示を出さなければならないのに、出来なくて起きてしまっている可能性があります。

子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）など、生理不順の原因となる婦人科疾患は多々ありますが、日常生活の中でも生理が乱れる原因はあります。主に3つの注意点があります。

1、過度の運動

2、睡眠不足

3、体重変化

最近、女性もカラダを鍛えて、筋肉質な肉体にあこがれる傾向もあります。

適度な運動はいいですが、過度な運動で筋肉を増やしすぎると、肝臓に負担がかかりホルモンを運ぶ血液の代謝が悪くなり、生理不順の原因にもなります。

女性ホルモンは、脳の「視床下部」からの指令を受け、卵巣でつくられます。脳が指令を出す役割をしっかり果たせるような、体内環境上質な睡眠は欠かせません。

睡眠がきちんととれなければ、脳が機能できず、卵巣への指令がでず、生理をコントロールする女性ホルモンがでなくなります。

生理の約1週間前から生理中の約7日間は、体が痩せにくい状態になります。これはホルモンのプロゲステロンが増えるため、水分や栄養をカラダに溜め込みため、むくみや食欲も増える時期です。

この時期は食欲が増し、血糖値が下がった結果、甘い物が欲しくなります。体重が増えても、生理が終われば自然と元の体重に戻りますが、ダイエットで体重増加を抑えようとしたり、逆に食欲増進で甘いものを食べ過ぎて太ってしまうのも生理不順の原因になります

生理の状態をみるのに自分でも確認できる健康指標になります。

経血は、けがをしたときのような出血とは違い、やや濃いのが一般的。いつもよりも黒っぽい血液になっているときは、「瘀血」のサインです。

瘀血は、古くなって活動力が弱った血液。冷えや生理不順の時は、血がでやすくなります。反対に、いつもよりも血液が赤く、鮮やかな時は、カラダに熱がこもっているサイン！血の量も多くなり、生理周期が早くなる傾向になります。

正常な経血は、少し粘り気があり、かたまりがないもの。小さな粒が混じっていたり、レバー状のかたまりがある時は「瘀血」か「気滞」のサイン！気滞は水分不足で、カラダに栄養を巡らせる機能が悪くなっている状態です。

いい状態の「経血」は、上記にあげた「瘀血」、「熱」、「気滞」などがない状態です！

・普通の血液よりも濃い色

・かたまりや粒がない

・適度な粘り気がある

この経血が正常です！

生理不順を良くするために、血液に関係する内臓の働きを高めることが重要です。特に肝臓、腎臓の働きが大切。血液をきれいにする、瘀血（古い血液）を排泄させる役割がある大切な内臓です。

鍼灸で自律神経を調整し、内臓の動きを活発にし、代謝を促進します。瘀血を排出し、新しい血液をカラダに巡らせることで、生理周期を整えていきます。

瘀血をとる有効な方法です。真空パックの要領で皮膚を吸い上げ、瘀血を皮膚表面に浮かびあがらせます。瘀血が出ていけば、健康的な血液を新しく作ることができます。鍼灸や吸い玉で代謝をあげることが、生理不順を解消する近道になります。

他の院では、治らなかったまたは効果を実感出来なかった人など、ぜひ当院の初回限定お試し価格をご利用ください。