不妊と冷え
妊娠したい方に、冷えは禁物です。お腹や腰まわりが冷たい方は、その中の骨盤内にある子宮や卵巣が疲労しているサインです。
冷えの兆候があると、子宮や卵巣が血流が悪くなって、血が滞った瘀血(おけつ)という状態を招き、排卵や着床がうまくいかなくなる可能性があります。
瘀血(おけつ)について
瘀血(おけつ)は、古くなり、元気がなくなった血液のことです。
子宮内膜症や子宮筋腫卵巣嚢腫など、不妊につながる病気の原因になることもあります。
体を冷やす生活を続けていると、体を温める機能も低下し、子宮や卵巣の働きも鈍って、生理不順や無排卵、無月経になる恐れもあります。
こんな人は注意
・1日のほとんどをイスに座っていることが多い
・冷えやすい服装で過ごすことが多い
・冷える場所にいることが多い
・冷たい物や生ものをよくとる
・生理痛がひどく、経血の色が黒っぽい
・基礎体温が全体に低
生活改善のポイント
規則正しい生活
血液循環や体温を調節する自律神経のはたらきを良くする必要があります。きちんとした時間に食事をとり、早寝早起きで、自律神経が整い外気温の変化などにも対応できるようになります。
食生活の見直し
生もの、冷たいものを控えるのはもちろん、体を温める食べ物を摂りましょう。
冬に多く採れる根野菜、薬味に使われるような生姜・ねぎ・ニンニクなど
熱を生み出すタンパク質・炭水化物をきちんととり、バランスのとれた食事を心がけましょう。
適度な運動
筋肉を動かすことは血流改善につながります。
ウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなどがお勧めです。
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