不妊と頭痛
月経の前や月経中、妊娠や出産、更年期など、女性の片頭痛(偏頭痛)には、女性ホルモンが大きく関わっていると言われます。
事実として月経中や更年期などは頭痛が出やすい状態です。
肩こりや仕事の疲れなどからくる頭痛(緊張性頭痛)とは違い、血行を良くするだけでは、症状の改善は難しい状態です。
月経時の頭痛の多くは片頭痛です。
女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は、月経周期で大きく変動しますが、特にエストロゲンが急減すると、セロトニンという脳内物質に影響して脳の血管をひろげた結果、片頭痛が起こるとされていわれています。
エストロゲンが減少する排卵日や月経の初日前後には頭痛に悩まされる方はたくさんいます。
頭痛のパターン
片頭痛の出る時期は、月経が始まる11~13歳頃が多いようです。
妊娠中期と後期の6ヵ月、エストロゲンをはじめ、女性ホルモンの分泌量が高めで安定するため、一般に片頭痛は起こりにくくなります。
もし片頭痛が起こってしまった場合には、こめかみを冷やす、早めに横になる、光や騒音をシャットアウトするなど、まず薬以外の方法を試してみましょう。
それでも我慢できない場合には、母体への影響を考慮して、薬が処方されることもあります。
出産後は女性ホルモンが元に戻るため、片頭痛が起こりやすくなったり、育児ストレスや睡眠不足などで片頭痛が誘発されやすくなることがあります。子育て中は忙しくて受診できず、片頭痛で困っている人は多いようです。
頭痛持ちの人は結婚したときや赤ちゃんがほしいと思った時点で、病院を受診して治療法を相談し、自分によく合う薬や薬剤に頼らない対処法を見つけておくと良いでしょう。
更年期には女性ホルモンの分泌が低下して不安定になり、片頭痛が起こりやすくなったり、ほてり、のぼせ、不眠、イライラ、肩こりなどさまざまな不調のストレスによって片頭痛が誘発されることがあります。
更年期を過ぎ、閉経すると、女性ホルモンは安定し、片頭痛は起こりにくくなりますが、緊張型頭痛に移行する場合や、うつ病などで頭痛を伴う場合もあるので、注意が必要です。
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