不妊と甲状腺機能
甲状腺は、喉のところにありホルモンを分泌する、人体にとってとても大切な器官です。甲状腺からでるホルモンは、体全体の代謝をコントロールしている重要なホルモンで、そのため、ホルモンバランスが崩れると体調不良や精神的にも支障をきたします。
もちろん卵巣も例外ではありません。排卵や月経といった妊娠にとって重要な働きも、ホルモンによって調節されています。つまり、甲状腺機能の異常による全身のホルモンバランスの異常が、月経周期などのホルモンバランスの異常につながり、
卵胞の成長に影響したり、排卵が起こりづらくなり、黄体機能が低下して、不妊症・不育症の原因になってしまうこともあります。
甲状腺機能の異常があったとしても、必ずしも不妊になるというわけではありません。
しっかり妊娠され、無事に出産される方もいらっしゃいます。
ただ、甲状腺の異常による症状は多岐にわたり生活に支障をきたしますし、流産の確率をあげる等の報告もあるので、妊娠を望む女性は、甲状腺ホルモンの数値を安定させることが大切です。
東洋医学からみた甲状腺機能
東洋医学の長い治療の積み重ねから見ると、甲状腺の異常は水毒(体内の水分代謝の異常)とお血(血液がとどこおっている状態)です。
患者さんの多くに、胃内滞水(胃のあたりでポチャポチャと振水音がする)など、水毒の兆候が見られる人が多く、ヘソのまわりにあるお血点という場所に圧痛(押したときに感じる痛み)があるなどの兆候も見られます。
また、甲状腺は生殖器系の腎の気と関係が深く、腎臓関係のツボに反応がでます。
鍼灸治療について
Riccaに来院される方には、甲状腺機能の回復・不妊治療、両方の治療を希望の方が来院されています。
甲状腺の病気は、ホルモンの量をうまく調節することが最も大切です。甲状腺ホルモンそのもののコントロールは、薬等で調整しながら当院で鍼灸によるサポート治療を行う方が多いです。
鍼灸治療では、ホルモンを分泌する甲状腺は生殖器系の腎の気と関係が深いため、自律神経のバランスを整えることで、甲状腺機能異常に伴う症状の緩和に対応できます。
女性は月経周期の乱れや体のだるさ、冷えなどの新陳代謝の低下が気になる方、すでに甲状腺のお薬を服用されている方も併せて治療可能ですので、ご相談ください。
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他の院では、治らなかったまたは効果を実感出来なかった人など、ぜひ当院の初回限定お試し価格をご利用ください。