不妊と貧血
貧血とは、血液中のヘモグロビンもしくは赤血球が減少している状態を言います。
ヘモグロビンは、酸素を身体全体に運搬する重要な働きをしている為、ヘモグロビンが減少すると全身が酸欠状態になり、様々な症状が現れます。これにより、倦怠感や疲労感、めまい、息切れなどが主な症状となります。
特に女性がかかりやすく、生理による出血で血・鉄分が失われたり、普段の食事から鉄分の摂取が十分でない場合に多く発症します。
ちなみに日本人女性では、この鉄分が不足するタイプの「鉄欠乏性貧血」だと言われています。
貧血と不妊の関係
子宮は胎児のベッドと称されることがありますが、その子宮は血の循環によって胎児への最適な環境を作り上げています。
栄養補給から温度管理まで、すべてが血の巡りをとおして胎児へ行きわたるのです。そんな血の巡りが悪く、栄養も滞っている場所に子供は宿り難いのは明らかですよね。
また、貧血になると、酸素を届ける能力が落ちるので、 身体はもちろん「卵巣」にも十分な酸素が届けられなくなります。これによって、質のいい卵子が育ちにくくなり、老化の原因になってしまうのです。
さらに、直接的な影響として鉄分が足りなくなると、黄体ホルモンという女性ホルモンの分泌が低下が引き起こり、妊娠率が激減してしまうのです。
東洋医学からみた貧血
東洋医学では、「気・血・水(き・けつ・すい)」という概念があり、貧血はこの「血」が不足していたり、栄養不足であると考えます。
この状態のことを「血虚」といい、食事制限などによる栄養不足や、消化器の機能低下によって消化吸収がうまくできないことなどが原因にあげられます。精神的ストレスによって血虚になることもあります。
「血虚」だけではなく「脾虚」といって胃腸や吸収に関するところに問題があって、血を作れていない場合が少なくありません。
鍼灸治療で、ストレスなどで疲れた身体のバランスをとり、弱った消化器の働きを改善することで、貧血を改善していきます。
また、血行を良くして、自律神経を整えてることも大切です。
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