不妊鍼灸の科学的根拠
愛知県にある「竹内病院トヨタ不妊センター」と「明生鍼灸院」は共同で、高度生殖医療(体外受精・顕微授精・凍結胚移植など)を、3回以上行っても妊娠に至らなかった患者さんのうち、子宮内膜の状態が一定の基準(8mm以上3層構造)にまでならない事が不妊の一要因と考えられた患者さんに対して、鍼灸治療を行いました。
対象は、30~42才(平均年齢34才)、不妊歴は3~10年(平均5.6年)。西洋医学的治療によって子宮内膜の改善が見られなかった30症例に対し、「子宮内膜の改善」を治療効果の指標として、6ヶ月間(週1~2回)以上の鍼灸治療を行いました。
子宮内膜が一定の基準(8mm以上3層構造)に改善された者は、30例中24例(80%)で、かつ妊娠に至った者は18例(60%)でした。
高度生殖医療における当病院のでの妊娠率は、30%前後なのに対して、鍼灸治療併用群が、全般改善度と妊娠率において、優位に勝る成績が得られたと報告しています。
体外受精に鍼灸治療を
米国生殖医療学会誌(2002年4月号)に掲載された報告によると、IV Fをうける女性160人を2つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施。もう一方のグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。
その結果、鍼治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療の26.3%を大幅に上回りました。
体外受精の妊娠率は、高くても3割程度とされている中、この結果には世界中から鍼灸治療に関する問い合わせが殺到したそうです。
IV Fを受ける前後のたった 2
回の治療によって妊娠率が向上し、また流産の確率が大幅に低下したとの報告もあり、スタンフォード大学の診療所で鍼治療を行っているデミング・フアン氏は、こうした研究発表が出された頃から、不妊症で鍼治療を受ける女性が急増するようになったことを明らかにした。
ヒッ ト作「セックス・アンド・シティ」の人気女優シャーロッ トさんや、ナオミ・ワッツさんが、不妊症で鍼治療を受けているというニュースも流れ、代替療法としての鍼灸治療は、アメリカの不妊治療専門医にも注目されています。
不妊鍼灸やってみませんか?
産婦人科病院での不妊症治療に、鍼灸治療を加える事で、明らかな妊娠率の向上がみられる事からも、原則として不妊症は鍼灸治療の対象になると考えています。
子宮内の血液循環や、ホルモン動態の変化を期待できる鍼灸治療は、人間が本来もっているメカニズムを選択的に引き出しながら、全体としての調整をとり、不妊症の改善に効果を発揮します。
また、不妊症の患者さんの心は、長期間にわたり緊張状態が持続しがちであり、病院での不妊症治療を受ける事で発生する精神的ストレスや、自律神経、特に交感神経の緊張から来る、冷え症・生理痛・肩こり・腰痛などの心身全体に表れる不定愁訴の緩和にも有効ですあり、良い夫婦関係を築き、心身の健康を保つ事にも役立ちます。
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