男性不妊治療についてのQ&A
実際に、電話やメール、治療中にいただいた質問をご紹介します。
個人の視点から答えているところもありますが、文献や論文からもしっかり考察しお答えしています。
いろいろな違う意見があるかもしれませんが、参考にしていただければと思います。
精子の数や運動率をあげるツボはありますか?
現段階で、「精子の数を増やす、運動率をあげる」効果的なツボはありません。
人の精子ができるまで、約80日間の期間をかけて、腎臓・脳などいろいろなところがかかわりながら、精子を作ります。
何か、精子を作るのを妨げる原因があれば、それを手術するなどの処置がとられます。具体的な原因がなければ、亜鉛をとる、牡蠣がいいなどと言われていますが、まだまだ分からないことが多く、精子を増やす方法は研究の途中です。
病院で行われる治療は、精子を作る環境を整えることが基本です。当院の鍼灸治療も、体の環境を整える目的で治療をすすめていきます。
不妊治療というとかまえてしまう方も多いですが、日々の健康管理だと思って、体調を整える目的で受けていただければと思います。
病院で検査を受けなくてもいいですか?
一番多い質問かもしれません。男性不妊の場合、検査を受けることがストレスになる人が多いようです。検査行為が恥ずかしい、悪い結果が怖いという理由がほとんどだと思います。
結論からいうと、検査は受けるべきです。ご夫婦の治療機関や年齢にもよりますが、治療を進めていくうえで自分の精子の状態を把握することは大切です。
もし、状態がよくないとしたら、その原因をつきとめ解決することで妊娠する可能性をたかめることができます。パートナーの治療の手助けにもなります。
どうしても病院に行くこと、検査を受けることに不安があるなら、不安をとる方法を一緒に考えていきましょう。
そのために、不妊カウンセラーという資格があり、当院も不妊カウンセラーが在籍しています。まず、話をすることから始めましょう。
妻が不妊治療に消極的です。どうすればいいですか?
不妊治療というと、女性のほうが積極的な方が多いと思いますが、最近は逆のパターンの相談もよくあります。治療に対する気持ちに温度差があるのはよくあることで、その気持ちを近づけていくことが不妊治療では大切です。
二人で話し合うことが大事ですが、色々な資料や、データがあるとより話が進めやすくなると思います。それから、二人でいい方法を探せるようにお手伝いさせていただきます。
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他の院では、治らなかったまたは効果を実感出来なかった人など、ぜひ当院の初回限定お試し価格をご利用ください。
