
鍼灸の治療は虚実(きょじつ)を判断することが大切です。
虚実の判断は患者さんの体質や体力を知ることや病気を引き起こす原因を見極めることに繋がります。
鍼灸の治療では、『同病異治』といって、同じ病気でも虚証の場合と実証の場合では治療が異なります。
これがオーダーメイド治療と言われる理由の一つです。
虚証とは、体の正気(抵抗力)が衰えているために起こる病気です。
例えば、疲れやすい、食欲不振、風邪をひきやすいなどの症状があり
風邪を引いても体がだるい、のどの痛みや軽い咳などで熱はあまり出ませんが、正気が不足しているため、回復するのに時間がかかり、慢性化しやすいです。
実証とは、正気は衰えていませんが強い病邪(ウイルスなど)と戦って病気が起こります。
普段は風邪など引かないのに、インフルエンザなど強い病邪に罹ると症状が急性に現れ、高熱、激しい咳、嘔吐や下痢など強い症状が起こります。
この虚実の判断をするために、病状とは関係ないような質問をしたり、体の色々な反応をみることが大切になります。
虚証の場合、体力や正気の衰えを回復させるための治療が必要で、これを補法といいます。
実証の場合、病邪を追い出す治療が必要で、これを瀉法(しゃほう)といいます。
鍼治療の場合、鍼を刺す手技方法により
灸治療では、間接的に温めたり直接肌にお灸をすえることで、また灸の数などにより補法と瀉法を使い分けることができます。
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