妊活における不妊と不眠の関係

不妊治療の中で、十分な睡眠をとることも大切なこと。
 なぜなら、睡眠をとることは「酸化ストレスを防ぎ」「ホルモンバランスを整える」からです。
 酸化ストレスとは?
 簡単にいうとをカラダの細胞をサビつかせることです。
 暴飲暴食、酒、タバコ、紫外線など、私たちは生活の中で「酸化ストレス」を受けています。
 この酸化ストレスは、体内で発生すると周りの細胞を攻撃して細胞を傷つけます。
 卵子の細胞が傷つけられたば、不妊の原因になる可能性も高くなります。
 この酸化ストレスを軽減する可能性が高いものの一つに、睡眠に大きく関わるホルモン、
 「メラトニン」があります。
 メラトニンは、副交感神経優位の状態にカラダをもっていきます。呼吸や脈拍、血圧を安定させ深い眠りへ導く作用や抗酸化作用があるといわれます。
 睡眠不足でメラトニンの分泌が減少すると、卵子を酸化・老化から守る力が弱くなり不妊を長引かせる可能性も高くなります。
 ホルモンバランスの乱れ!
 睡眠不足になると、生理不順を引き起こしてしまう事がよくあります。
 生理周期は様々なホルモンの分泌が関与することで成り立っています。
 そのため、ホルモン分泌に異常が起きると、当然生理にも異常が起こってしまいます。
 タイミング法や採卵などでも、生理周期をみながら治療をすすめることが求められるので、ホルモンの乱れは、不妊に多くの影響を与えてしまいます。
 また、睡眠中には、「成長ホルモン」が大量に分泌されることが知られています。成長ホルモンは、卵子を成長させたり働きや、傷ついた卵子を修復する働きもあるので、睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が低下し妊娠に悪影響を与えてしまいます。
 睡眠には、女性ホルモンとも深く関係しています。
 女性ホルモンと睡眠についてはこちらからどうぞ👇
 不妊と女性ホルモンに重要な不眠
日本人の平均睡眠時間は?
厚生労働省が毎年実施している「国民栄養・健康調査」があります。
 このデータから見てみると、1日の平均睡眠時間「6時間未満」という人が、2007年には28.4%だったのが2015年は39.5%と、10%以上も増えていることがわかり、睡眠時間6時間未満という人の増加傾向があきらかになっています。
 逆に平均睡眠時間「7時間以上」の人は33.8%から26.5%にダウン。日本人の睡眠は少しずつ短くなり続け、世界の中でも睡眠が短い国だというデータになっています。
 経済協力開発機構(OECD)が2014年の調査によると、
 日本人の1日の平均睡眠時間=7時間43分
 1位の南アフリカより1時間30分も少なく、
 調査対象 29カ国中、韓国に次いで2番目に短い国という結果。
南アフリカ
9時間13分
中国
9時間2分
エストニア
8時間50分
イギリス
8時間4分
南アフリカ
9時間13分
日本
7時間43分
韓国
7時間41分
アジアでも、人工が多い中国は睡眠時間が長い国。
 人工・出生率が低い日本や韓国は睡眠時間が短い国というのも注視するところです。
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 不眠は、カラダの不調を引き起こす!
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不眠症を解消するツボ
失眠(しつみん)
 足裏のかかと中央にあるツボ
 不眠は自律神経が乱れている状態!
 交感神経と副交感神経の入れ換えがスムーズに行えないことが原因の1つです。
 失眠のお灸で、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態へスイッチいれかえ、良質な睡眠に導いてくれます。
 さらに、足先まで血液を流すことで、全身の血行が良くなります。
 足のかかは、自分でお灸を据えるのが難しい場所。
 パートナーに協力してもらうことで、ご夫婦のきずなも深められるツボです














