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2025.04.06

不眠症について

不眠とは、夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや様々な体調不良が起こる状態を指します。


不眠症のタイプ

入眠困難

床についてもなかなか(30分~1時間以上)眠りにつけない。

中途覚醒

いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める。

早朝覚醒

希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。

熟眠障害

眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない。

上記の症状が週2回以上、少なくとも1ヵ月間は続くこと。
「眠れない」ことを自分が苦痛と感じるか、仕事や生活に支障がでていること。


*不安、体の痛みなどで一過性に眠れないことは不眠症とは言いません。


不眠症を引き起こす主な原因

どうして不眠症になるのか?

じつは現代医学でもまだわからない状態で,不眠症がおこる原因は解明されていません。

ただ、関係性が深いとされているものがあり、不眠症をおこす原因の要素としていくつかご紹介!

1、「自律神経」の乱れ

人間は昼間活動している時は、交感神経が働いている状態で、眠るためにはカラダを休めるモードにかわる 副交感神経が働くことが必要になります!

下記にあげたように、何らかのストレス加わると、交感神経の緊張状態になり、副交感神経の働きが悪くなり、不眠症を引き起こしているともいえます。

環境要因

時差がある場所、枕が変わる、また暑さや騒音、明るさなどの影響など

身体要因

年齢、頻尿、痛み、かゆみなど

心の要因

悩みやイライラ、極度の緊張からの精神的ストレス、睡眠に対するこだわりなど

生活習慣要因

アルコール、ニコチン、カフェインの摂取、薬の副作用、運動不足など

2、「メラトニン」の影響

眠気を感じる時は、脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモン=メラトニンが必要になります。
睡眠を促す作用があるので「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

メラトニンには「細胞を修復する」作用があり、カラダの疲れやストレスをとる働きをしています。

眠れないということは、メラトニンの分泌が減る➡カラダの疲れがとれない➡ホルモンバランスが乱れる➡不眠状態を覚えるという負の連鎖がうまれます。結果、不眠が長くなるという結果になります。


鍼灸サロンRicca 不眠症の鍼灸

大切なことは、「薬やお酒の力で無理に眠らせる。」のではなく、自然な睡眠を促していくことです。
そのために、眠気がくるようにカラダを整えていくことが重要です。

そのためには、不眠のタイプや症状の出方に基づき、体質を見極める診断力が必要とされます。

イライラして寝付けない(肝火)

肝の気が停滞して熱がこもった状態
特徴:横になっていられない、頭痛、めまい、耳鳴り、イライラ、怒りっぽい
治療:肝の気の巡りを良くして、心神を安定させる。

眠りが浅い(心腎不交)

慢性病や加齢により腎陰を消耗し心の陽気を制御できない状態
特徴:すぐに目が覚める、手足や胸がほてる、寝汗、耳鳴り、じっとしていられない
治療:心の熱を冷まし、腎の陰液を補って、心と腎のバランスを整える。

何度も目が覚める(心脾両虚)

体に余計な水(痰・水毒)が溜まって、体が重くだるくなる
特徴:不安感、多夢、顔色が悪い、疲れやすい、寝つきが悪い。
治療:肝の気の巡りを良くして、心神を安定させる。

ストレスやカラダの疲労が原因と考えられている不眠症。
「不眠症は五臓と関わりを持つ」との考え方があり、不眠のタイプやその人に合った治療を行うことで、 不眠症や眠れないことによって引き起こされていた症状「めまい、耳鳴り、頭痛、肩こり、便秘」なども同時に改善でき、 心身バランスの取れたカラダに導くことで不眠症が改善されます。


快適な睡眠をとるための方法

日常生活で、睡眠を妨げるストレスを受けることも多いです。生活習慣を見直すことで、睡眠の質をあげることも十分可能です。

*朝起きたら、カーテンをあける(光をあびる)

脳は、目から入った光の情報によって体内時計をリセットします。そうすることで、新しい一日のスタートを全身に知らせるてくれるのです。

*朝食は夕食から10時間以上の絶食後

初めて口にする食事で一日のスタートを脳が認識します。その脳の指令を全身におくり、末梢の組織や細胞が同調するという仕組みになります。これを考慮し、夜9時には夕食を済ませて、朝の7時半に朝食をとるのが理想的ですね

*冷たいものの飲みすぎ注意

体内温度は、一日のうちで1度くらい変動しています。体温は深夜寝ている時が一番低く、朝の起床時間に向けてゆるやかに上がっていき、夕方から夜にかけてピークを迎えます。その後、「がくんと下がったとき」に眠くなります。

体温変化のサイクルなので、このリズムを崩さないことが、睡眠に大切。冷たい飲み物を一気に飲むよりも、温かい飲み物か常温のものにしましょう。

*夜はできるだけ暗い場所で過ごす

光を浴びると、脳の松果体から生成されるメラトニンの分泌が抑制されます。それから起床後、約16時間後に再び分泌されて眠りを促します。このリズムが維持されるのは、日中たっぷり光を浴びて夕方以降はできるだけ光を浴びない生活をしていることが条件です。

夜更かしたり、ベットの中でスマホなどの画面見続けたりすると、メラトニンは一気に減ります。就寝前は間接照明を使ったり、なるべく暗い環境を作りましょう。

不眠症のツボ

失眠穴(しつみん)

足のかかと、中央にある眠りを促すツボです。このツボに、自宅でお灸をみなさんにしていただいています。

かかとは、熱を感じにくい場所なのですが、「熱い」よりも「何となくあったかい」ぐらいの刺激で十分効果的です。

市販のせんねん灸で、3回同じ場所にしてあげてください。


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